知っておきたい翻訳の新常識

わたしたちが「外国人」を表す英語として習ったForeigner(フォーリナー)という言葉ですが、誰もが世界をあたりまえのように行き来するようになるにつれて、多種多様なゲストをひとくくりに「Foreigner」と呼んでしまうのもいささか不自然な時代になりました。最近で海外からのお客様をInternational guests」(インターナショナルゲスト)などと表現することも好まれています。どちらも間違いではありませんが、いくつもの選択肢を比べながら、伝えたい意図がより正しく伝わる表現を選んでいくことも大切です。

・お料理メニューの翻訳


浅草まるきちやさんの人気メニュー「鶏のからあげ香味野菜さっぱりダレ」を英訳してみましょう。グーグル自動翻訳ではChicken fried chicken flavored vegetables refreshing sauce」と変換されましたが、チキンのフライドチキンと意味が重複しており、香味野菜も誤訳されて「フライドチキン香味の爽快な野菜ソース」というメニューになってしまいました。これでは困ります。

やはりお料理名は一つ一つ人の手で訳していくしかありません。からあげはfried chickenと訳せますが、最近ではカラアゲ(Karaage)という言葉も国際語になってきていますので、写真で補足しつつChicken Karaageとしても良いですね。問題の「香味野菜のさっぱりダレ」ですが、Chopped veggies sauce(刻んだ野菜のソース)と訳すか、または青ネギを薬味として食べる習慣のない海外の方に配慮して、Chopped green onion sauce(刻んだ青ネギのソース)と先に説明しておけば、お料理を出した後のトラブルを防ぐこともできます。

・浮世絵風イラスト

言葉を超えたコミュニケーションにはイラストも効果的です。浅草デザイン.comでは浮世絵をモチーフに、ユニークなオリジナルイラストを制作しています。日本が誇る漫画文化のルーツでもある浮世絵。その大胆な構図や力強い筆のタッチは海外でも大人気です。浅草のイメージにもぴったりな浮世絵/Ukiyo-eを使って、ホームページやお店のメニューをインパクト抜群に彩ってみませんか?

変わりゆく日本のインバウンド産業。無限の可能性の第一歩は、相手への理解と尊重から始まります。わからない、通じないことは不安ですが、それは同時に大きなチャンスかもしれません。浅草/ASAKUSAから世界に向かって扉を開けましょう!